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2014年10月30日

済州島一周サイクリング

 あれ? 南西諸島にそんな島あったけ?
島は島でも韓国、済州島を自転車で1周してみる旅です。
沖縄と似ているとこ、あるかな?
ちなみに、自転車はハングル語で「자전거 /ジャチョンゴ」。


1/5日目 10月9日(木)晴れ

5時起床、眠い目をこすり乍ら関空までは「ベイシャトル」で。
やっぱり船が好きなんです。
朝9時半の飛行機に乗って済州島へ向います。
大韓航空で、自転車は無料(預け荷物1個まで)なので、
いつもの相棒はオーストリッチの輪行袋に入れて飛行機に乗っけます。

済州島一周サイクリング

済州空港では、手渡し、故障なく無事到着。
1時間40分後、11時すぎに到着、座席は進行方向に向って右、飛行機の窓から漢拏山(ハルラ)山がよく見えます。
漢拏山(ハルラ)山は、標高1950m、済州島はこの噴火によって誕生し、島周囲は約200km。
気候は日本の高知や宮崎と同じくらい。

済州島一周サイクリング

サポートバスをチャーターしていたので、空港からバスに乗って昼食に。
初日は自転車には乗らないで、車中から明日からの右側通行の感覚を覚えようと努力するのですが、なかなか難しいです。
韓国の第一食目は「サムゲタン(参鶏湯)」。
空港から車で10分ほどの「ビウォン (秘苑) 」へ。

済州島一周サイクリング

参鶏湯の専門店で客席も多いので大勢で行っても大丈夫。
素晴らしく美味でございました。

済州島一周サイクリング

どのお店でも、まず「パンチャン」と言われる付出し的なものが出て来ます。
ここのパンチャンでは、青唐辛子と生の玉葱が印象的。
味噌をつけて頂きますが、二つに一つは激辛。


「橋来自然休養林」に行って散策。
ここは、森の散策路になっていて土壌が薄く、雑木や石が多いため耕作地として利用するのは難しいのですが、何層もの溶岩流が重なっているために雨水が地下に浸透して澄んだきれいな水をつくりだします。
お水が湧いているところもあります。

済州島一周サイクリング


空港そばの「道頭峰」という小高い丘にも行きました。
観音精舎という寺院に隣接しています。
空港や海が見えて実に気持ちが良いです。
近くには済州遊覧船、潜水艦の港もあります。

「竜頭岩」を見に行きましたが、あんまり竜の頭には見えなかったです。
ここは、観光客が大勢いて土産物屋もあります。
主に中国人が多かったと思います。

ホテルにチェックインして、市場に行きました。
道すがら、世界的なスポーツウエアーの店が並びます。済州島は、山登りやトレッキングに市民レベルで、観光としても力を入れているようです。自転車専用道や、トレッキングコースが多く設定されています。

「東門市場」市場のメイン通りは川の上にあります。那覇の我部(ガープ)川牧志公設市場と一緒ですね。同じ島の市場、穫った魚を川を経由して搬入するのが便利だからでしょうか?

済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング

メインの出入り口近くは華やかな果物屋、みかんが山盛りです。柿、沖縄と同じくドラゴンフルーツもあります。奥へ進むと鮮魚店が多く、太刀魚が名産らしく沢山並んでいます。サザエやアワビの専門店も。右(東)は魚、キムチなど、通りを挟んで衣料品専門店が、左(西)は肉、主に豚肉、菓子、食器屋、食堂などが並びます。

済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
くり、なつめ、朝鮮人参など、参鶏湯の材料やさん
済州島一周サイクリング
様々な唐辛子、からそ〜
済州島一周サイクリング
太刀魚、島の人は好んで食べます
済州島一周サイクリング
海藻、むっちゃ売ってます
済州島一周サイクリング
日本と同じく豆腐があります
済州島一周サイクリング
干魚、魚の種類は分かりませんでした
済州島一周サイクリング
総菜店、CDは虫よけ
済州島一周サイクリング
アワビ専門店
済州島一周サイクリング
「チラガー(沖縄の言葉で豚の顔)」沖縄と一緒
済州島一周サイクリング
食器や鍋を売ってます
済州島一周サイクリング
チマチョゴリ、かわいい
済州島一周サイクリング
蟹を割るお姉さん達


ホテルへの帰り道で買い食いした、韓国の伝統的なお菓子。
胡桃の形をしています。中には白あんと小さく砕いた胡桃が入っていて美味しかったです。
済州島一周サイクリング

夕食は「カルチ ジョリム(太刀魚鍋)」
具は太刀魚、玉葱、ジャガ芋、大根、葱など。
ホテルの人に聞いて行った、外れにある小さな店ですが、絶品。
市場でも見た「ドングリの豆腐」も前菜に並びました。
ビールは「Cass」酒は『ハルナサン」という米焼酎。
米焼酎といえば泡盛も米焼酎ですが、味はベトナムのお酒「ネップ・モイ」に似ていました。
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
イカは新鮮でキラキラ。
済州島一周サイクリング
ここのパンチャンには胡桃豆腐がありました。
さっき姉さんたちが割っていた蟹も並びます。

明日からのサイクリングに備えて早めに休みます。
台風19号の影響を受けそうで翌日の天気を気にしつつ。

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バスチャーター(11人で5日間、運転者兼ガイド込み)一人当たり100000ウォン
飛行機往復 440000ウォン
飛行場までの交通機関(往復) 30000ウォン
昼食+夕食 50000ウォン
宿泊 15000ウォン
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/5日目 10月10日(金)うす曇り 強風


心配していた雨は降らず晴れです。でも風は強め。
まずは腹ごしらえ。強風の中、朝ご飯を食べに行きます。

朝から贅沢、アワビのお粥。
済州島一周サイクリング

済州島一周サイクリング
ここのパンチャンは、緑色をした蓬入りの豆腐が美味しかったです。

暫しの自由時間、再び市場散策に出かけました。
朝の市場は品も多く活気があります。スタンド的なところで朝ご飯を食べているのは多分、中国の観光客。
済州島一周サイクリング
済州市は都会ですが、一歩路地に入ると昔ながらの家屋を見かけます。
済州島一周サイクリング
溶岩石の塀を漆喰で固めてあります。
済州島一周サイクリング
低い軒と高い塀
済州島一周サイクリング
「中国料理」という漢字に和みます。料理も安くて美味しそう。

チャーターバスのお陰で荷物の心配はいらないので早速、同行のピョンさんの親戚のお店でお土産を買い、本日到着の3名と空港で合流して総勢11名でレンタル自転車屋さんへ。各々自転車を借りている間に、私は相棒を組み立てます。
済州島一周サイクリング

さあ! 済州島一周サイクリングの始まりです!

済州島一周サイクリング
しかし、見よ!この暗雲と立つ白波!!! 本日は台風の風を利用して進めるところまで行く気です。

済州市を12時40分に出発、できるだけ海岸沿いを半時計回りに進みます。
サボテン畑の横を過ぎて、塩田の辺りでランチ。
ランチは、キッパンという海苔巻と蓬餅(餡入)。

済州島一周サイクリング
塩田

済州島一周サイクリング
時々高波を被り乍らキャッキャとはしゃいで進みます。

済州島一周サイクリング
イカ釣船が沢山並ぶ漁港

36km地点「金陵ウトゥムウォン海岸」
済州島一周サイクリング
黒い溶岩石(玄武岩)が多い済州島で、珍しく白いビーチ。
珊瑚があるとか。

風力発電、台風の影響でグォングォンまわっております!
済州島一周サイクリング

遮帰島(夫婦岩)ここに着くまでに波を被ったので、ほっと一息
済州島一周サイクリング

遮帰島の近くにいた済州犬(勝手に命名)
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
ムチャクチャ寄って来ます。ムチャかわいい!
足が短いとことか、大東島犬に似ていると思いました。

17:10 大静(テジュン)着
時々波を被りましたが、追い風を見方に楽々のサイクリングでした。

ホテルに入ってシャワーを浴びたら夕食です。
今宵は島の名物いろいろコース。

夕食の後、スーパーでペクさんが買った熟柿を分けてもらいました。
翌朝ヨーグルトに混ぜて頂いたら美味しかったです。

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素行距離 約70km
珈琲 50000ウォン
ヨーグルト 2000ウォン
昼食+夕食 50000ウォン
宿泊 20000ウォン
(レンタル自転車4日間 60000ウォン/借りる人だけ)
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/5日目 10月11日(土)雨 強風


朝、散歩に出かけました。

大静(テジュン)は港町で、港は整備されています。
朝から海の幸を食べさせてくれる小さな食堂も開いています。

このゲートには店が並ぶのでしょうか?
済州島一周サイクリング

済州島一周サイクリング
こじゃれたゲストハウスもあり、同じようなサイクリング旅行の学生さんが利用していました。
ホテルは、日本円でルームチャージ3千円〜5千円が相場ですので、すごく安いと思います。
おすすめホテル情報はコチラ↓
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TE/TE_JA_7_5.jsp?cid=280275

済州島一周サイクリング
金木犀の薫りに誘われて近寄ってみると、そこに日本家屋(瓦が日本のもの)を見つけました。
既に廃墟となっていましたが、1910年〜1945年(今から69年前)まで日本の領土だったことから、その名残でしょうか?

さて、出発です。本日は小雨なので、合羽を着用しての走行です。
昨日、追い風を見方に予定より多く進んだので、無理せず安全安心で進みましょう。
目指すは、島の南、済州島で2番目に大きな町「西帰浦(そぎぽ)市」です。

合羽はポンチョ式だったので、風をはらんで、風船のようになって、なんとも安定が悪いです。

出発して程なく、「アルトゥル飛行場」に着きました。
ここは、日本軍がつくった飛行場です。
畑のの中に、いくつもの戦闘機の格納庫が小高い岡のように、点在しています。
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング

雨でかすんで見えにくかったですが、飛行場の端の方に、寺院をみつけました。
済州島一周サイクリング
「あれは、お寺ですか?」との問いに、幹事の白(ペク)さんは、
「『四・三事件』のときに多くの死者がでて、その人たちの遺骨を葬った大きな穴があるよ。その時に、日本にも多くの人が逃げたよ」と教えてくれました。

日本に帰ってから『四・三事件』について調べてみました。

◯日本が去ってアメリカ合衆国がやってきて支配した。
◯統一選挙をするという約束を破って、南だけで選挙を行った。
◯済州島の人たちはこれに抵抗した。
◯陸地(朝鮮半島)から大勢の兵隊と警察がやってきた。
◯1900年、済州島では事件前(1948年)に28万人いた島民は、1957年には3万人弱にまで激減したとされる。
◯遺体の中には海上に投棄され、流れ着き日本人によって引き上げられ、対馬の寺院に安置されているものもある。
◯事件から逃れて日本に密航した済州島出身の在日韓国人は、その恐ろしい体験から「また酷い目にあわされるのではないか」と祖国へ数十年も訪れることのない人々も多かったが、韓国政府が反省の態度を示し始めたことで、60年ぶりに祖国を訪れる決心をした人も現れ始めている。

何と恐ろしい事件でしょう。
なるほど、関西に韓国、とりわけ「済州島」の方々が多いのはそういう背景もあったんですね。
遠くから見ただけでしたが、次回は近くに寄ってみてみたいと思います。

「山房山」という寺院に行きました。
済州島一周サイクリング
50段の階段を登ると岩山に本尊があり、観光客で賑わっています。
済州島一周サイクリング
眼下の眺めもなかなかです。

このあと、アップダウンが続きます。
「中文観光団地」のコンビニでカップ麺とキッパンでランチ
済州島一周サイクリング

「ワールドカップ競技場」のあたりは強風に負けそうになり乍ら進みます。
「ウェルドゲ」という景勝地。ここはドラマ「チャングムの戦」の撮影地。
目的地に近づいた所で「天地渕滝」。川の少ない済州島で見られる数少ない滝です。
強風とアップダウンと雨で、メンバー11名のうち3名は部分的にサポートバスにての移動です。
やっとの思いで、「西帰浦(そぎぽ)市」到着!
やっとの思いなので写真はありません。。。

シャワーを浴びて、夕食を食べにいきます。
今夜は「黒豚の焼き肉」です♪

走行の疲れも何のその、豚がとっても美味しくて、もりもり頂きました!

済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
魚醤に大蒜を煮出したタレは、凄く美味しい。
済州島一周サイクリング
ここの冷麺は格別でした!

走行の疲れもあってか、コトンと寝てしまいました〜

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走行距離:46km
昼食 3000ウォン
夕食 50000ウォン
宿泊 25000ウォン
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/5日目 10月12日(日)小雨→曇 風あり


じつに10時間も眠っていました。

昨夜は風雨が強くて窓が開けられませんでしたが、朝、窓からは河口が見えました。
この川の上流は昨日行った「天地渕滝」です。
済州島一周サイクリング

本日の予定は、島の南から東へ海沿いに進む予定でしたが、昨日の雨、風、坂の疲れを考慮して予定を変更。
トラックをチャーターして自転車を榛名山の中腹まで運び、そこからダウンヒルをすることに。
雨は小雨になっていましたが風はまだまだ向かい風、トラックチャーター費は80000ウォン(一人あたり730円程)とは安い!
ダウンヒルは楽しいし、山の見所も見学できるので大賛成です。

「天地渕滝」の駐車場でトラックに自転車を積み込みます。
駐車場には土産物や屋台がありますが、蚕のさなぎを煮たものを見つけました。
済州島一周サイクリング
普通にフランクフルトやおでんと並んでいます。

済州島一周サイクリング
自転車はトラックに、サイクラーはバスに乗って、標高1000mくらいまで1時間のドライブ。
標高600mを越えたところから雨が降ってきました。まぁ、山なので仕方ないでしょう。
ダウンヒルとはいえ路面は濡れているので慎重に進みます。

「サングリム」という火口を見学。
済州島一周サイクリング
溶岩や火山灰を伴わない水蒸気爆発だったので、火口がきれいな形をしています。そのため、火口の中と外、北と南では違った植生が見られます。
見晴らしが良く、ここからは幾つもの火口が見えます。
ススキの原っぱがあります。

敷地内にお墓もあります。
済州島一周サイクリング
韓国では、墓に家族で入らず、一人につき一つ。4m×5m程に石で囲いを作り、その中央に、こんもりと土を楕円形に盛り上げ、その楕円形の盛り上がりは芝の類の短い草で覆って、家族が剪定するそうです。
「こんな大きな墓が一人につき一つだと、たちまち土地不足になるのでは?」と思いましたが、人の土地だろうが、畑の真ん中だろうが、おかまいなしで作っちゃうらしいです(笑)
最初、飛行機の上から見たときは、「もしや?」とは思いましたが、何か分からなかったです。というのも、けっこう大きいし畑の中央とかに脈略なく点在していたからです。

入口には、3本の棒が掛かっています。
済州島一周サイクリング
済州島には「鍵」がなく、この三本棒で、在宅(0本)、ちょっとの留守(1〜2本)、暫く留守(3本)を表しています。

雨は小雨になっていましたが、風よけのため、引き続き合羽を羽織ってのダウンヒル。

昼ご飯は、あまり辛くない「豆腐チゲ」を頂きました。
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
ここのパンチャンは茄子の煮たのが美味しかったです。

店の傍らには、味噌やキムチなどを発行させる壺があります。
済州島一周サイクリング

食後、カラフルな爪楊枝に目をとられていたら、兄さん達が「これは食べられる素材でできてるよ」と教えてくれました。
済州島では、残飯は豚が食べてくれるので、残飯に混ざった爪楊枝が消化されるように考えられています。
中国や、今は見かけませんが沖縄などと同じ様に「豚便所」があるらしいです。

ここで合羽とオサラバ〜♪

「榧(かや)林」
樹齢500年〜800年とも言われる榧の木が2870本もある榧の森です。
1本1本にナンバリングされています。
榧の木は固いので碁盤や家具などに使われる高級樹木です。

榧の木の葉
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
榧の森の全貌、こわ〜い。
済州島一周サイクリング
樹齢800年、幹の周り140cmの大木。
済州島一周サイクリング
不思議な植物
済州島一周サイクリング
溶岩石を積み重ねると気持ち悪い、そして何故積み重ねるのか?

済州島一周サイクリング
多くの観光客(主に中国人)が来ていました。
アメリカや日本の失敗をみているので、公園の整備もちゃんとしています。

「細花」という海沿いの町にでます。
最後に海沿いの道を、進行方向とは逆に、追い風に乗ってラリーして、目標の町「城山(イルチボン)」へ到着。
「城山」は済州島きっての観光地で、世界遺産の「城山日出山」や船で渡る「牛島(ウド)」もあります。

泊まったホテルは海に面して、テラスから太平洋と「城山日出山」が一望!
済州島一周サイクリング

済州島最後の夕食は、ホテルの1階の食堂で海鮮料理を堪能しました。
済州島一周サイクリング
ここのパンチャンは豆腐麺のキムチが美味しかったです。
済州島一周サイクリング
マッコリに徳産のみかんを混ぜたもの。普通のマッコリでいいかな。この3国の国旗の意味は不明。
済州島一周サイクリング
豪華刺身盛
済州島一周サイクリング
さんま
済州島一周サイクリング
チゲ鍋

カラオケにも行きました。
歩いても10分程ですが、タクシーとホテルの社長の車で向いました。
済州島は、なぜか白のセダンばっかりで、殆どがヒュンダイ。
乗ってみると、外見は大きく見える(いかつい)けど、中は狭いかんじです。
韓国語、日本語入り乱れてのカラオケです。
素晴らしい案内人がいなければこんな体験は滅多にできません。
墓、三本の棒、爪楊枝のことも、同行の兄々が教えてくれました。

明日の朝、「城山日出山」に登って朝日を見るのを楽しみに眠りにつきます。

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走行:46km
昼夕食 50000ウォン(各施設入園料込)
宿泊 30000ウォン
※カラオケは、お兄様方もち
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/5日目 10月13日(月)晴(一時雨) 

済州島もとうとう最終日。

最終日の朝は、5時45分に集合して「城山日出山」に日の出を見に行きます。
「城山日出山」は世界遺産にも認定されています。

平日だというのに山頂までの道のりは行列で、山頂にも人がいっぱいですが、デッキが段上に整備されていて、皆が座って快適に朝日を臨むことができます。
済州島一周サイクリング
晴れてはいましたが海上に雲が立ち込めて、完璧な日の出は見られませんでしたが、雲間から真っ赤な陽の光が見えました。
済州島一周サイクリング
眼下の景色も素晴らしいです。泊まったホテルは、狭くなっている所にあります。
済州島一周サイクリング
牛島が見えます。
済州島一周サイクリング
なんと荘厳な雰囲気でしょう。
済州島一周サイクリング
戻って来たらすっかり明るくなっていました。
済州島一周サイクリング

済州島一周サイクリング
朝から「ウニのお粥」をいただいて元気いっぱいでサイクリング出発です!

まずは、「牛島(ウド)」に渡るべく船着き場に向います。
船着き場までは自転車で10分程度。隊長がまとまてチケットを買ってくれたので値段は分かりませんでしたが、多分2000ウオンくらい。城山浦(ソギポ)港を出て約15分程で牛島チョンジン港着です。
済州島一周サイクリング
みんなでカーフェリーに乗り込みます。
済州島一周サイクリング
自転車はこんなふうに倒して置いておきます。
済州島一周サイクリング

済州島一周サイクリング
カーフェリーは人がてんこ盛り。

「かっぱ海老煎」を次々と買って行きます。食べるのかな?
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
「かっぱ海老煎」をエサにカモメと戯れている間に港にきました!

島に着いたら、港の案内板をパチリ
済州島一周サイクリング

港の売店にクバ傘が売っています。沖縄でみるのと同じですが、クバが穫れるのでしょうか?
済州島一周サイクリング

港には、自転車、バイク、カート、島内を巡るのに手頃な移動手段が沢山レンタルされています。
済州島一周サイクリング

まずは、島一周です。

島の道はガタガタで、ロードバイクでまわるには適当ではありませんが、
スピードも出さないので、まぁ、大勝負でしょう。

島では、要岩石を匠に利用しています。

これは、漁法で「宮古島」の「下地島の佐和田の浜」などにも見られる「魚垣」と言われているものと同じでしょうか?
済州島一周サイクリング
周囲を石で囲み、潮が満ちるときに魚が入り、潮が干くとき出口を一つにして出口に網を張っていて、魚を採るというものです。

石垣で耕地や屋敷の境界を囲っています。
済州島一周サイクリング

済州島一周サイクリング
こちらは高さも高いので、放牧している牛や馬がが耕地や民地に入らない目的でしょうか?

集落は、路地が阿弥陀籤(あみだくじ)のようになっていて、風の力を弱めています。 
済州島一周サイクリング

家屋は塀と軒が近いです。
済州島一周サイクリング
愛媛県の西海地域にある小さな集落「外泊」に似ていると思いました。入江に面した急斜面には民家が山の中腹まで続き、それぞれの民家は、台風や季節風から家や暮らしを守るため、軒に達するほどの石垣 が整然と積み上げられています。防風林ではなく防風石垣ですね。

そ、れ、が、

島の3分の2くらいのところで、写真をとっている間に皆さんとはぐれてしまって一人旅に。
ちょっと不安になったものの、最後尾の方々と会えたので2分の1くらいの灯台の観光名所辺りで合流できると思っていましたが、会えず、言葉も分からず、不安になって、そこそこのスピードで追いかけている内に、元来た港に到着。
港に島の案内の地図等はなく、言葉も分からなかったので、観光案内の掲示板をカメラに写していたのが良かったです。
が、しかし、元の港には誰もおらず、更に不安になって待つ事15分、一群が反対方向(出発した方向)から戻って来ました。
あれ?と思っていると、はぐれた私を捜して来た道を戻ったとか。
どうやら灯台のあたりですれ違ったようでした。

・・・申しわけない。。。結局、島を一周したのは私だけ。
しかし、後半は、狭い道でカーブが続く小さい島に大型バスが走って、何度かヒヤッとしました。
港でポツンと相棒と待っている私を見て、一行はホッとするやら、なんと逞しい子だと思うやら。
牛島は、島周りは15kmくらいで約1時間で戻って来ました。
「牛島灯台」
済州島一周サイクリング
「コムモレ東岸鯨窟 」洞窟で、中でクラシックコンサートなどが行われます。500人は入れるとか。
「西浜白沙(ソビンペッサ)」白砂のビーチ(は横目でチラリ)
などは見逃しましたが、また行く理由ができました。

再び船で城山浦(ソギポ)に戻り、通り雨での路面が乾くのを待ちつつ、ランチは「ウニうどん」
済州島一周サイクリング
この「ウニうどん」の美味しいのってなんの!
麺はホウトウのように不規則な太さ長さ、もっちりとした食感、
スープは、多分、ジャガ芋かなんかでトロミがついていて、たっぷりのウニ。
因に、韓国では「うどん」と「おでん」は日本と同じ発音です。
どちらも日本統治下の時の名残なんでしょうね。キッパンも「のりまき」が定着したんだと聞きました。

腹ごしらえが済んだら、一路空港まで。
台風もすっかり去って、ひょっとして追い風?っていうくらいの快走で海辺の道を流します。
済州島一周サイクリング
済州島一周サイクリング
サイクリング道路が整備されていて凄く走りやすいですが、ちょうどワカメを穫って干しているので、ワカメを避けよけ、穫ったワカメを投げて裏面に揚げるので、ぶつかりそうになり乍らも結構楽しいもんです。

ゆっくり走ったので、途中まで昨日見落としていた、城壁らしきもの、寺、集落など気になる物も発見しつつ、「細花」を過ぎると「風力発電模範団地」の風車の横を走って「金寧(ソンセギ)岸」で休憩。
「金寧」は白浜のビーチで、お洒落なカフェが立ち並び、女子サイクリングの休憩にモッテコイ。
「或徳犀牛(ソウボン)海岸」で束の間の休憩をとったら、暫くのアップダウンを耐えて、

ゴーーーーーール !!!!!

レンタルサイクルやさんに自転車を返(私は輪行)して空港に。
汗をかいたら空港の近くに銭湯があるらしいですが、さほど汗もかかなかったのでパスで。
空港でミニ打ち上げ。ビールもすすみます。

19時半の飛行機にのったら、1時間20分、あっと言う間に日本着です。

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走行:76m(うち牛島15km)
朝昼夕食 50000ウォン(船代込)
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台風19号という思わぬ敵がいましたが、その敵をも見方につけ、
メンバーの体力と相談し乍ら臨機応変にツアーを仕切った隊長の手腕に感謝感激!
我がまま言わず、それぞれのシーンを楽しんだメンバーに感謝感激!です。
「何事にも先達はあらまほしきことなり」で、すごく楽しめました。

まとめ 4泊5日ーーーーーーーーーーーーーーー
走行:239km(走行は4日間)
バスチャーター(11人で5日間、運転者兼ガイド込み)一人当たり100000ウォン
飛行機往復 440000ウォン
飛行場までの交通機関 30000ウォン
朝昼夕食 250000ウォン(入園料船代等込)
宿泊 90000ウォン
トラックチャータ 8200ウォン
合計 918200ウォン
その他 こずかい、土産
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