2011年04月06日
高桑常寿写真展 「唄者の肖像」
ご案内で〜す
知り合いの伯父さまが写真展をされます。
沖縄の唄者の方々のポートレートです!
やっぱり畳より大きいんです!!
昨年の石垣市民会館展示ホールでの写真展の拡大編。
講演会、あります! 写真集、出ます!
みなさん、機会がありましたら、ぜひぜひ! 観に行って下さいね〜
「 高桑常寿写真展 唄者の肖像 」
会 期:3/31日(木)〜5/16日(月)/2011
場 所:キヤノンギャラリーS
http://cweb.canon.jp/gallery/shinagawa/canon-gallery-s.html
講演会:4月9日(土)13:30〜
写真集:「高桑常寿写真集 唄者の肖像」
TAKAKUWA Tsunehiro Musicians of Islands
東京キララ社 http://dokei.jp/
A4変形上 製144p 定価3,800円
以下、唄者の大工 哲弘さんよりの跋文。最高です!
<うむてぃ>
「顔」の事を沖縄しまくとぅば(島言葉)では「ち ら」、八重山では概ね「うむてぃ」という。共通語の「面」が 転じたもので諺にも「うむてぃぬかーるそんや~ きぅむん かーるんかーるん」。人の顔はそれぞれちがっているように、 中身や心の持ち方もいろいろと違うものである。「人の心は面の如し」。解りきったことなのですが顔にはもうひとつ、皺の一つひとつが人の歩んでき人生を刻み正直に面に映しだされる。「人間30になったら自分の顔に責任をもて!」とリンカーンが伝えたという名句は胸にずしりとくる。
桑さんこと高桑常寿は地球狭ましと世界を駆け巡り、 4×5の大型カメラで個性溢れる世界のミュージシャンの 「顔」をテーマにポートレートし続けてきたが、1998年から沖縄・八重山を拠点に島々に息づく唄者と踊り家の容貌を撮 るようになった。
「苦難な歴史、抑圧された歴史をもつ国ほど音楽がすぐれ、貧しいながらも人々の優しさと明るいリズムがある。」
いつも桑さんは語ってくれた。時には悲しみや諦めを跳ねのける為に唄や音楽踊りが昇華されていくプロセスと世界共通する敬虔な祈りうた、スピリチャルな芸能にルーツをもつ沖縄(宮古・八重山)には今の日本にない失ったものがあるという。
心の原風景を顧みる写像の中には二つの影像が焼きつかされているように思われる。唄者として君臨してきた淡い光の面と、辛い歴史を秘め生活と音楽が密着してきた民族の心のひだを作りだす影である。
深遠なる桑さんの沖縄編・唄者には110余名、その中で沖縄マエストロの照屋林助さんは残念ながら写真集写真展 を見ることなく鬼籍に入ってしまった。しかし写真展ではB0版にミックス投影されたその意気軒昂なポートレートは、きっとダイナミックに描写されることでしょう。
林助さんのご冥福をお祈りしつつ「唄者の肖像」のご成功を心からお祈りいたします。
島ぬ唄者 大工哲弘
知り合いの伯父さまが写真展をされます。
沖縄の唄者の方々のポートレートです!
やっぱり畳より大きいんです!!
昨年の石垣市民会館展示ホールでの写真展の拡大編。
講演会、あります! 写真集、出ます!
みなさん、機会がありましたら、ぜひぜひ! 観に行って下さいね〜
「 高桑常寿写真展 唄者の肖像 」
会 期:3/31日(木)〜5/16日(月)/2011
場 所:キヤノンギャラリーS
http://cweb.canon.jp/gallery/shinagawa/canon-gallery-s.html
講演会:4月9日(土)13:30〜
写真集:「高桑常寿写真集 唄者の肖像」
TAKAKUWA Tsunehiro Musicians of Islands
東京キララ社 http://dokei.jp/
A4変形上 製144p 定価3,800円
以下、唄者の大工 哲弘さんよりの跋文。最高です!
<うむてぃ>
「顔」の事を沖縄しまくとぅば(島言葉)では「ち ら」、八重山では概ね「うむてぃ」という。共通語の「面」が 転じたもので諺にも「うむてぃぬかーるそんや~ きぅむん かーるんかーるん」。人の顔はそれぞれちがっているように、 中身や心の持ち方もいろいろと違うものである。「人の心は面の如し」。解りきったことなのですが顔にはもうひとつ、皺の一つひとつが人の歩んでき人生を刻み正直に面に映しだされる。「人間30になったら自分の顔に責任をもて!」とリンカーンが伝えたという名句は胸にずしりとくる。
桑さんこと高桑常寿は地球狭ましと世界を駆け巡り、 4×5の大型カメラで個性溢れる世界のミュージシャンの 「顔」をテーマにポートレートし続けてきたが、1998年から沖縄・八重山を拠点に島々に息づく唄者と踊り家の容貌を撮 るようになった。
「苦難な歴史、抑圧された歴史をもつ国ほど音楽がすぐれ、貧しいながらも人々の優しさと明るいリズムがある。」
いつも桑さんは語ってくれた。時には悲しみや諦めを跳ねのける為に唄や音楽踊りが昇華されていくプロセスと世界共通する敬虔な祈りうた、スピリチャルな芸能にルーツをもつ沖縄(宮古・八重山)には今の日本にない失ったものがあるという。
心の原風景を顧みる写像の中には二つの影像が焼きつかされているように思われる。唄者として君臨してきた淡い光の面と、辛い歴史を秘め生活と音楽が密着してきた民族の心のひだを作りだす影である。
深遠なる桑さんの沖縄編・唄者には110余名、その中で沖縄マエストロの照屋林助さんは残念ながら写真集写真展 を見ることなく鬼籍に入ってしまった。しかし写真展ではB0版にミックス投影されたその意気軒昂なポートレートは、きっとダイナミックに描写されることでしょう。
林助さんのご冥福をお祈りしつつ「唄者の肖像」のご成功を心からお祈りいたします。
島ぬ唄者 大工哲弘
Posted by kayuibuni at 17:19│Comments(0)
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